てんかんと才能の関連、カルバマゼピンやグルタミン酸

てんかんは脳における神経系が異常なまでに活発化してしまうことによって生じるけいれん性の疾患です。その発作症状が繰り返し起こるということが特徴であり、けいれんを引き起こして倒れてしまったり、異常行動を起こしたりするものの、その間の記憶も失ってしまうことがほとんどです。脳での神経活動が活発であるということはそれだけ脳機能が高いのではないかと考えることもできますが、そういった考え方もある意味間違いではない可能性も示唆されています。才能が高くて有名になった歴史上の人物にはてんかんを持っていたと推定される人物が多数いることがわかっており、才能とてんかんの関連性は切っても切り離せない可能性は捨てきれないことを歴史が物語っています。しかし、多くの患者にとってはてんかんはまず治療して社会生活を営めるようにしなければならないものというのが当然です。カルバマゼピンはその治療薬の一つであり、ナトリウムチャネル阻害薬に分類されます。ナトリウムイオンの濃度を利用して神経系の活動が調節されているという面があり、その流れを止めてしまうことによって神経系の活動を低下させることで発作の予防ができるのがカルバマゼピンの特徴です。一方、クロライドイオンチャネルであるGABA型のグルタミン酸受容体も神経系の活動に大きく関与しており、その活動度を上げることによって神経系の活動を抑制することができます。そういったアプローチで開発された医薬品もあり、てんかんの症状や患者の応答性に応じて適切なものを選んでいくというのがてんかんの発作予防のための基本的なアプローチとなっています。場合によっては併用も行ってうまく管理していくということが必要とされるのが現状です。

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