言語障害や幻臭を示すてんかんの治療にカルバマゼピン

脳疾患の一つに、てんかんがあります。
発症の年齢層は幅広く、乳幼期から高齢期まで及んでいます。
一般的には、3歳以下の発病が最も頻度が高く、約8割18歳以前に発病しています。
昨今は、高齢化現象に伴い、高齢者の脳血管障害などが原因のてんかん発病が目立って増えてきています。
てんかん患者が見舞われる症状の中に、幻覚症状があります。
幻覚は発作の1症状として出てくることもありますが、発作とは無関係であらわれることもあります。
発作のときに出てくるのであれば、短時間で消えてしまうのですが、発作とは関係なく出てくる場合は、数週間とか数ヶ月間という長い期間にわたって続く場合もあります。
幻覚の種類にはいろいろなものがあります。
実際にはそこにいない人や物が見える幻視、自分を非難したり、自分に指図をしたりする声が聞こえてくる幻聴、不愉快なにおいを感じる幻臭などがあります。
発作と関係のない期間に出てくる幻臭は、自分みずからが悪臭を発しているといった思い込みに、基づくものが多いです。
その悪臭の内容は、大半がおならが出ていると思っているのです。
また、てんかん発作で倒れた人が、後遺症として記憶障害や言語障害に陥ることがあります。
最近は薬物治療でもっててんかん症状の予防や緩和に実績をあげています。
中でも、カルバマゼピンは抗てんかん薬の代表的なものとして評価が高いです。
テグレトールの商品名で世に出ています。
日本では、てんかんや三叉神経痛、躁うつ病の躁状態に適応されています。
カルバマゼピンは効果を示すまでに、1週間から数週間を要します。
服用にあたっては、医師と相談しながら、血中濃度を測りつつ維持量を決めることが大事です。

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